妊活頑張りすぎて離婚!?幸せな家族計画の先にある、落とし穴

2014/01/30

天使みたいな赤ちゃんイメージ

愛する夫がいて、そして、私たちの可愛い子どもがいて…これこそが理想の幸せ!ほとんどの女性が結婚したとき、そんな夢を心に描くのではないでしょうか。その思いは、時には男性の理解を超えるほど強いものです。

しかし、強すぎる願いが、結婚生活を危機に陥らせてしまうこともあるとか。それは何故なのでしょう。

“幸せレース”結婚の次は天使のような赤ちゃんだけど…

一世を風靡したNYに住む女性たちの姿を描いたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。ヒロインの1人だった完璧主義者のお嬢様シャーロットは、王子さまそのものといっていい理想の男性と結婚しました。

もちろん、彼女は夫との間に子どもを望み、熱心に不妊治療もしました。しかし、それに夢中になりすぎている彼女と夫との溝は深まってしまい離婚という結果になってしまいます。

シャーロットは誰が見ても羨むような、おとぎ話さながらの幸せを勝ち取ろうとしてきた女性です。素敵な結婚式の後には、シナリオ通りに天使のような子どもたちを授からねばならない。そう思っていたでしょう。

しかし、妊娠ばかりは努力だけではどうにもならない面もある。それが難しいところです。

そして、このようなことは海外のドラマだけではなく、日本でも起こっていることなのです。逆にいえば、現実にあるからこそ、ドラマで描かれるのでしょう。具体的には、以下のようなことが起こっています。

排卵日のプレッシャーで、夫がEDに…

男性と女性、どちらがロマンチストなのか。恋愛ドラマが大好きなのは女性なのですが、現実の生活では男性のほうがロマンチストな面があります。だからこそ、「男性はいつまでたっても子ども」だなんていわれるのではないでしょうか。

女性と違って男性は性欲も強く、簡単にセックスができると思われています。しかし、それは愛情を抜きにした場合です。気持ちがある場合は、男性にとってセックスはそんなに簡単なものではありません。

ところが女性が「赤ちゃんが欲しい!」と思った場合、そのことを第一に考えるようになります。だから、「今日は排卵日なのよ!頑張って!」と夫にプレッシャーをかけることも。

そのため、愛する妻とのセックスが子作りのものだけになってしまった。その不満から、男性がEDに陥ってしまうケースがあるようです。

妊娠報告を聞くたびに落ち込んで、家庭が暗くなってしまう…

妊娠を望む年齢の女性なら、周囲に妊娠、出産する友だちが多いもの。はじめは、心から妊娠、出産した友だちを祝福し、今度は私も!と思うでしょう。しかし、時が経ち、自分より後に結婚した人が妊娠していく。授かり婚ということも。

自分にとっては難しい妊娠。それなのに、なんで私以外の人にはこんなに簡単なの!その思いが強まっていくと、妊娠できない焦りばかりか、嫉妬の感情に悩まされるようになります。

嫉妬は人を暗くしてしまいます。いつも落ち込んで泣いている妻をはじめは夫も慰めるでしょうが、だんだん嫌気がさしていきます。誰だって、ホッとできるはずの自宅で、どうにもならない愚痴ばかり聞きたくないのです。

経済的、時間的な負担が大きい不妊治療

メンタルの面ばかりではなく、不妊治療は経済的にも時間的にも負担が大きいです。不妊治療は様々な検査や投薬、人工授精、体外受精と、ステップアップすればするほどお金がかかります。

助成金が出る場合もありますが、もちろんそれで全て賄えるわけではありません。

さらに、生理周期に合わせて頻繁に病院に通わなくていけないのが大変です。不妊治療のための休暇を認めている会社もありますが、それはとても稀。事情を説明しにくい面もあることと思います。

妊娠するために治療すること自体、理解しない人もいるのが現状です。

幸せな家族を築くための妊活なのに、夫婦関係にとっては大きな危機となり得ます。繊細にして、重大な問題なので、大変悩ましいことです。家族の出発点には夫婦があります。そのことを常に忘れないことが大切なように思えます。

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