親離れできない?婚活市場に乗り出す親たち。

2014/02/05

婚活も一緒の仲良し親子イメージ

江戸時代までは、結婚というと個人の思いよりも家と家のつながりが重要視され、お見合いが当たり前でしたが、終戦後の経済発展や復興と共に結婚の形態も変化し、次第に恋愛の結果として結婚する、恋愛結婚が主流になりました。

しかし現在、その結婚において再び親たちが影響力を及ぼすようになってきているようです。

昔のお見合いが「」を重視したもので、今の親による婚活は娘・息子が結婚していないことにしびれを切らしたためという違いはありますが・・・。

今回は親が婚活に乗り出すことのメリット・デメリットについてお話していきましょう。

メリット

1 生活レベルの共有が早い。

結婚とは生活です。生まれ育ってきた環境が似たものの方がうまくいきやすいということは言うまでもないでしょう。親同士が話を決めれば、自然と生活レベルが似たものがくっつくことができそうです。金銭感覚から、価値観まで近しい人と結婚できれば、結婚生活もスムーズにいくことでしょう。

2 親の反対を受ける心配がない。

普通の交際や婚活であれば、結婚の意思が固まってから双方の親に挨拶に伺うことになります。ところが親が婚活をして持ってくる話であれば、反対される心配がありませんね。挨拶に気をもむ必要もありません。

3 結婚までの準備が楽。

結婚するとなれば、結納やら食事会やらイベントごとが目白押しです。親同士が意気投合してくれていれば、そのあたりのことが楽にできそうですね。

デメリット

1 親離れできてない印象を与える

結婚は成人男女であれば、本人たちの意思で決めることができます。結婚を決めるというのは、成熟した大人である証であるということもできます。その結婚を親に助けてもらわなければならないというのは自立していないという印象を与える可能性があります。

2 親だけが意気投合する可能性がある

親同士が意気投合。肝心の本人たちは置いてけぼり・・・なんて可能性もあります。まあ、結婚とは家と家との付き合いもあるわけですので、両家がうまくいくのは望ましいことなのでしょうが。

3 結婚後も親に頭が上がらないなんてことも?

親が出張って決めた結婚。結婚後も何かと親の言いなりになってしまう可能性があります。親が持ってきてくれた話であっても、結婚後は二人がきちんと主導権を持つ必要があります。自分たちのことは自分たちで決めるようにしておかないと後々の争いの元になることでしょう。

いかがでしょうか。親が婚活することのメリット・デメリットは理解していただけましたでしょうか?でも、2人の始まりがなんであれ、決めるのは当人同士です。そこの主導権を親に譲り渡してはいけません。

お節介な親に苦笑することもあるかもしれませんが、あなた自身よりもあなたのことをよく見つめていきてきた親ならではの見識もあることでしょう。ちょっとした力添えくらいならば、期待してもいいかもしれませんね。

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