独身でいると損をする!?老後の落とし穴
2013/12/04
男女共に注目されている事ですが、生涯結婚しない人が近年増加しています。中でも独身の男性は「男おひとりさま」と呼ばれ、老後や日々の生活で苦労していいます。
子供を持つ夫婦と、男おひとり様の老後とは異なり、多くの準備が必要なのです。
一人で悠々自適に生活をしている男性は、若いころからの貯金をおろそかにし、老後のための人生設計を計画すべきです。
男性は2割、女性は1割が生涯独身!?
「男性の2割、女性の1割は生涯独身」という調査が2013年の6月末に発表されました。「2013年版少子化社会対策白書」では、生涯独身で生きていくとされた「生涯未婚率」は男性が20.14パーセントで、女性は10.61パーセントでありました。初めて2割を超えたこの調査に社会的な変化が見られます。
男おひとりさまのマネープランは一般的な既婚夫婦とは大きくかわってきます。
貯蓄0!の危険な生活…
まず、扶養する家族があり、やりくりを強いられる既婚者とは対照的に、独身者は自分で得た給料の全て、額を気にせず使えます。そのために家計の管理がおろそかになってしまうのは当然です。
月に貯金をすることをしない積立貯蓄額ゼロ円者は男性の独身者に多くなってきています。
独身の老後の落とし穴!
また、老後の落とし穴としてシングルの男性は既婚者に比べ、現役時代に稼いでいた収入と年金で得られる収入とのギャップがかなり大きく感じてしまうでしょう。
現役時代会社員だった男性の年金収入と、現役世代の収入の差が何割になるかを調べるには「所得代替率」という数字から調査されます。
夫が会社員で妻が専業主婦である場合は夫婦の年金収入を合わせると現役時代に得られる収入の6倍の収入となります。しかし独身の男性の時には、現役時代の4割の少ない金額に急に変化してしまいます。
しかも年金改革で年金を受けることができる人の受給額が変更になり、引き下げられると、割合はさらに下がってしまうのです。この調査からみると2025年での男子単身での所得代替率は39.3パーセントであり、4割を切る見込みです。
また住居関係を見てみても、独身の人ほど手軽な賃貸を選ぶ傾向にありますが、年金だけの収入では現役収入時代よりも減るので、老後への家賃のための蓄えは必要不可欠なのです。
実家で暮らす人も注意しなくてはいけない事は、親が亡くなると相続、そして兄弟の財産の請求等もあり、実家を出無くてはいけない可能性があるということです。
独身でいることは、年金が異常に少なかったり、お金の管理が適当になったりと、以外にもデメリットを訴えている人も多いようです。
生活にゆとりを求めるなら、独身よりも結婚を選んだほうが良いのかもしれませんね。