初期見積もりに騙されるな!単価の振れ幅が大きい3つの項目!
2013/12/05
結婚式の費用って、どれくらいかかるのか…誰もが不安に思うことがあると思います。
『結婚式場を決めたときに見積もりをもらっているから、大体の予算は見えている』と思っているのは甘いです!初期に発行する見積もりは大抵、最低限の内容を盛り込んだ結婚式の価格であることが多いです。
もちろんそれでも結婚式はできますし、営業担当スタッフも初回から予算的に大幅オーバーするようなウエディングの提案はしないのが普通です。
しかし、二人の希望を徐々に盛り込んでいくうちに、いつの間にか目の飛び出るような金額になっていた、ということも少なくありません。
では、一体何の予算がそんなに上がってしまうのでしょうか?会場の使用料に、食事、お花、キャンドルサービスまで組み込んであるのに、これ以上に何が必要なのでしょう?
その1:一番金額が上がりやすいのはお料理&ドリンク
結婚式の印象を一番左右するといっても過言ではないのが、お食事の美味しさです。そのため、ある程度は豪華な食材を使ったコースにしたいと思うのが新郎新婦の本音ではないでしょうか。
例えば、
一人あたり13000円のコースAと15000円のコースBがあったとしましょう。
ー初期見積もりに入っていたのはA、それでも十分な品数はあるけれど、Bにはフォアグラやエビが盛り込まれていてより美味しそうーということでBに変更したとしましょう。たったプラス2000円の変更ですが、招くゲストが100名いたとしたらそれだけで既に20万円アップします。
飲み物も同様です。大抵はフリードリンクであることが多いですが、金額によって選べる種類が変わります。例えば、見積もりの3000円コースではビール、日本酒、赤白ワイン、焼酎、オレンジジュース、烏龍茶を自由に飲めるとします。
しかし4000円のコースは、カクテルやロゼワインも含まれていたり、ソフトドリンクがもっと充実していたならば、女性ゲストウケのことも考えてこちらにしておこうかな…と思ってしまうかもしれません。こちらでも一人当たりプラス1000円、合計10万円アップです。
さて、飲食だけで既に30万円上がりました。式場によっては、お色直しをさらに一回できるかもしれない金額です。しかし、ここはケチらないほうが無難でしょう。
その2:綺麗な【花】には要注意
次に変動しやすいのは装花の金額です。新婦が持つブーケは、ラウンドタイプやキャスケードタイプなど様々な形があり、選ぶものや花材によって値段も大きく変わってきます。また、会場を飾るお花も初期見積もりには最低限のこじんまりとしたタイプで入っていることが多いです。
実際はどれくらいゴージャスにお花を飾るものなのでしょうか?
そういった相場を見るためには、実際に土日に披露宴会場を見せてもらうことをお勧めします。予約をすれば、実際に先輩カップルたちがまさにこれから披露宴をしようとしている直前の会場を、見学させてもらえる式場がほとんどです。
間違っても、雑誌撮影やブライダルフェア用に飾られた、こんもり豪華な装花を参考にしてはいけません。あれらを実現しようとしたら、式場側も驚くような金額になるでしょう。それくらい、原価の花材代も高くついているはずです。
そうして先輩カップルたちが選んでいたお花は、一卓あたり6000円ぐらいのタイプだったとします。プラス3000円をゲストテーブルの数だけ掛け算すると…例えば10卓あればプラス3万円。ゲストテーブルの数だけ、お花が必要になるということも覚えておくと良いでしょう。
ゲストテーブルの他にも、お花は飾ろうと思えばどこにでも飾れます。必須のメインテーブルやケーキの装花はもちろん、受付やウェルカムボード、メインのバックや、ゲスト用トイレ、ペット装花なんてものも過去にありました。挙式に花輪を付けた愛犬をちゃんを参列させたのです。
至るところを素敵に飾ろうと思えばキリがありませんが、こだわりすぎは予算オーバーの元になりますのでご注意くださいね。
その3:必須ではない【隠れ項目】に注意
後は、披露宴には絶対になくてはならないというものではないけれど、(=初期見積もりに入っていないけれど)やはりこれは欲しいなぁ…という希望を盛り込んでいく場合は慎重に。
例えば、
・プロカメラマンによるビデオ撮影
相場5万~20万円で撮影の長さや内容により変わります。
・プロフィールビデオやエンドロールなどを流す
映像を発注するのか手作りするのかにもよりますが、プロジェクターなどの使用料が必要な場合も。
・シャボン玉やドライアイス
入退場をより素敵に見せてくれる効果演出です。お姫様ウェディングを夢見る方には欠かせません。使用料は相場1万~4万円くらいでしょう。
など、追加できるものはまだまだたくさんあるのです。
結婚式への希望は十人十色ですので、自分たちらしいものを予算と相談しながら上手に盛り込んでいきましょう。予算が不安であれば、途中経過の見積もりをプランナーが出してくれますので、そういったものも上手に活用しましょう。