結婚生活最大の危機!?産後クライシスの乗り越え方

2013/12/22

産後クライシスの夫婦イメージ

出産後、夫婦の間には大きな亀裂ができる!?

待望の赤ちゃん誕生。それは、夫婦2人にとって結婚式以上の幸せのスタートライン。また、「うちの夫は子供好きだもの!きっと大丈夫!」そう思っている方いるでしょう。

しかし、実際に多くの夫婦が産後「こんなはずじゃなかった!」とため息をつくことに。下手をすると、離婚に至るケースも。この産後に起こる急激な夫婦間の変化を産後クライシスというのです。

これだけは我慢できなかった!産後の妻の不満、夫の不満

では、産後クライシスの最中、妻と夫は具体的にどんなことを不満に思うのでしょう。

<妻の不満>
・育児を手伝うどころか邪魔なときすらある
・こちらは育児で手一杯なのだから、自分のことくらい自分でやってほしい
・産後の体系の変化を無遠慮に指摘してきた
・育児の愚痴を言ったら、面倒くさそうにされた

<夫の不満>
・セックスに応じてもらえないどころか、軽いスキンシップすら拒否された
・妻は産後イライラしていることが多く、一緒にいても楽しくない
・家事が雑になった
・育児を手伝ったつもりが「そうじゃないの!」と冷たくいわれた

妻は夫が〝パパ〟になりきれないことを不満に思うもの。一方、夫は彼女が〝妻〟ではなく〝ママ〟になりきってしまったことに不満に思うもの。このことが、よくお分かりいただけるでしょう。

では、この不満を解消するにはどうしたらいいのでしょうか?

夫にはじめから多くのことを求めすぎない!産後クライシス解決法

男性は自分で出産するわけではありませんし、元来〝変化〟が女性より苦手なもの。状況に応じて、自分を変えるのに時間がかかるのです。ですから、はじめから「もうパパなんだから!」と多くこのことを求めすぎないようにしましょう。

しかし、慣れない育児にずっと孤軍奮闘は辛いもの。そこで、産後クライシスを乗り越えるために、以下のことをおすすめします。

励まし合えたり、愚痴を言い合えたりするママ友をつくる

夫に育児の愚痴を言ったけど、「毎日可愛い赤ちゃんと一緒でいいじゃないか!」とあっさり流されて腹が立った。そんなことがけっこうあるもの。毎日つきっきりで育児をすることがない夫には、その大変さはなかなか理解できないのです。

また、共感できない愚痴を帰宅するや言われるのは、ウンザリでしょう。そこで、励まし合ったり、愚痴をいったりするなら、まずは同じ立場のママ友にしましょう。特に自分の子の月齢と同じくらいの子をもつママがベスト。そのほうが共感してもらえてスッキリするはずです。

夫が育児や家事をしてくれたら、感謝の言葉をかけよう

例えば授乳中で手が離せないときに雨が降り出し、洗濯物を夫が取り込んでくれた。そんなとき、妻としては「濡れたらあなたも困るんだし、当たり前じゃない!」特に育児で手一杯の状態だとそう思ってしまうものです。

しかし、それでも「本当に助かったわ!」と感謝の言葉をかけましょう。男性は愛する女性の喜ぶ顔を見ればさらに頑張ろうと思うもの。この一言が次回に繋がるのです。

夫に不満があっても感情的にならず、理屈で納得してもらおう

産後はただでさえ精神的に不安定になるもの。さらに睡眠不足にもなるので、新米ママの精神は追い詰められた状態にあります。それなのに、夫は自分が食べたお皿すら下げず、さっさと寝転がってテレビを見て笑っている。こんなとき、思わずかっとして、ヒステリックに彼を責めてしまうことはありがちです。

しかし、男性は感情をぶつけられることが苦手なもの。彼らは他人の感情に共感する能力が女性よりも低いので、このような行為は夫婦仲を悪くするだけ。夫に不満があるなら、ただ怒りをぶつけるべきではありません。

まずは一呼吸置き、自分が大変で彼の助けを必要としていることをきちんと説明することです。理屈でいわれるほうが男性は納得しやすいものなのです。

多くの夫はどうしても急には変われないもの。妻にとってそれは大変なことではありますが、産後クライシスを乗り越えるためには、〝パパ〟になっていく彼をじっくりと見守る姿勢が必要です。産前にそのことを踏まえておくようにしましょう。

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